2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

残響の後へ

猫の鈴に掴まって恵比寿limart、Wim Crouwelという人のポスターを見に行く。 見つめているだけで心地良く楽しくて、ぐるぐると何度も会場内を廻っていた。 1週間遅れでガレット・デ・ロワをいただき、とても美味しかった。 この3日間、色々な場所へ行って色…

コーヒールンバ

昭和に浸るために副都心線に乗り換える。期待通りに満足して帰宅。 川上弘美『おめでとう』読了。川上弘美が描く世界は98%くらい私に関係なくて、主人公の変な友人や幽霊なんかに少しだけギューと声を出すくらい。それが2%。嫌いじゃないけど関係ない、女の…

君が先に舞ってるから

君が傘をさしたら雨 そこは天国 黒夢『Love Me Do』

月が削れてく

砂の上の植物群

かもめ自習室にて、吉行淳之介「砂の上の植物群」読了。読み終えるのに何年かかったんだろう(´・_・`) 読後にタイトルを見てちょっとゾクゾクしました。文中に何度か顔を覘かせる作者の言葉が素敵。涙が出ない玉葱みたいにエロくはないのは多分、自分の出来事…

help tranquility

まだ飛行機は動いているから むしろこのまま乗り換えて 南の海へ逃げてしまいたいけど 南の海にも心はついてくる 飛べない渡り鳥は空を眺めている 心に潰されそう 静穏に鎮みたい

百人の孤独 vol.002

詩とは、感情の解放ではなく、感情からの脱出であり、 人格の脱出ではなく、人格からの脱出である。 T.S.Elliott

ミニチュア通りで

レッスンの隙間に扉を開いた喫茶店は、鞄を抱き締め縮こまる老人で満席。 隅に乗せた紙袋を手元に引くよう注意する女性店員の 言葉がわからず狼狽する老人は明日にも死ぬ気がして またきますって人混みへ塗れた。 視界に花瓶の底みたいな匂いが広がる。厚い…

blr

なぜ運命は いつも同じ装いをするのだろう

菱葩に潜る

今週は微熱でフラフラ。 動揺して熱湯を手にかけるなんて。 一瞬何が起きたかわからず、手を引っ込め損ねた。 頭のもやもやはセシウム効果でしょうか。 午後は日暮里、竹隆庵の花びら餅をいただく。 小さい頃から葩餅大好きなの。 むしろゴボウに代わって欲…

オメグの魔法

経験の回数や程度は比べる事が出来ないけど 生きているのが面倒くさくて時々酷く辛くて もうダメ死んだら楽になるかなって思って死ねない 聞いてないのに呟かれる言葉は悪意に満ちていて 目に見える私の目は潰されそうな位乾燥している この地下鉄はwifiの風…

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体調不良で早退した。 変な夢ばかり見たけど 現実とあまり変わらない 夢ばかり

まつのきのみち

木蓮がまたふくらんでる 音にもならない春の足音が 空気を伝って震えている

渋66

昔の言葉をつぶやけば 世界に色が消えていく 空から雨が降ってきて 歪みはじめる雑居ビル 飛んで止まらぬ上昇機 無言の顔が嵐になって 視界が螺旋を描いてる いつかどこかで見たような いつしかそこに居たような 何かを想っていたけれど 雑誌で読んだだけか…

maj7→m

明けましておめでとうございます。 今年もrottenlilyブログをよろしくお願い致します。 大晦日は例年通り一人弘明寺行って都内戻ってぐるっと回って高円寺へ戻りました。 今年は特に自分の時間を大切に、穏やかに生きていこうと思っています。 - 2012年のiPo…

「何という意地の悪い神様だろう」

百人の孤独 vol.001 - 森の神様が砂原を旅する人々のために木や竹を生やして、真青に茂りました。その真中に清い泉を湧かして渇いた人々に飲ましてやりました。すると大勢の人がやって来て木の下へ家を立て並べて森のまわりに柵をして、中へ休みに入る人から…