心臓ドクドク

rottenlily2005-07-31

金曜日、29日。

職場で所長が夏休みで不在。しかし大きな案件が2つ。しかもぶっ飛び系発明者で、話が合わなくて大変だったのだ。1日のほとんどをこの案件に使う。ふう。でも所長がいないので職場はなんだかゆっくりモードで楽でした。

5時半になり颯爽と仕事を切り上げて、急いで横浜はCLUB24へ。
先日の日記に書いてたイベント『オルタナティヴ≠否』。
初めて観る大物が多すぎ!なイベント、中野から走ってw20分遅れで到着。

脳天からビリビリやられました。いえ、詳しくは私個人という人間を揺さぶられた。

伽藍 with ASTRO、ASTRO(長谷川さん)は何度か拝見しておりましたが、ちょっと伸びた髪がかっこいいとか思いながらステージを観る。シンセサイザーを操る。乗る。揺さぶられました。いわゆるノイズ・ミュージック、実は自分は凄く好きなんだなぁと実感致しました。長谷川さんかっこいいよう。うえーん。
続いてJOJO広重氏。あぁ、これが噂のアルケミーレコーズ主催の人かあと思いながらゆっくり聴かせて頂きました。歌詞がメロディの上に乗る。これ、当たり前のことだけどそれをこんなにも実感致しました。初めて観たけど思ってたよりすごく柔らかな曲を歌う。素敵でしたよ。

そしてついに念願の夢だった灰野敬二さん!!CDは持ってたけど生は実は初めてなんです。長崎に住んでる頃から何とか見にいけないかと就職活動の日程を調節していたけど中々見に行けなくて。灰野敬二初体験。手をふわふわさせているなぁと思ったらあれ、噂のテルミンだったんですね。ステージマイクの直線、灰野敬二の立ち姿という直線、流れ出す音の直線、見事に折り重なる。ふいに歌う言葉がまるで計算され尽くしたかのように耳に響く。空気が完璧に層をなしている。そんな印象を受けました。挨拶に行きましたけど素敵な笑顔の方でした。私の中で名前だけが先に脳に植え付けられていたんだなぁと。

そしてついに待ってましたと芥正彦with Blackopera。ロルカアルトー。発せられる言葉が骨の髄まで揺さぶる。まるでライブをみてるみたいに、自分の体が自然に揺れる、「言葉」で。脳に入ってくる言葉を解読する以前に言葉が言葉として私を揺さぶる。ずっと体が勝手に揺られていました。芥正彦、前回の冬のCLUB24の時は風邪でお休み。まるで生と死の辺りをゆらゆらとしてる方。芥さん、大好き。



出演者がこんなに豪華なら、来てるお客の面々も豪華。お母さん、私上京して正解だったよ、とか脳内で気持ちいいホルモン?が分泌される。そんな夜でした、とか色んな人を見ながら、己の小ささを実感する。いや、でもこの小ささの中から何度も何度も脱皮して大きくなりたい。2004年の自分がいたなら、今ここに2005年の私がいる。それでいいと思う。気づけばもう8月になろうとしている。24歳。コウモトユリナ。平日は仕事に行き、週末は眠る。

こう、ほら、心臓がドクドクするみたいにまだまだ行けるよ、いろんなところへ。