魚になりたい

昆布茶を飲みながら、魚になりたいと思った。飛魚になって海の中を泳いでいたいなって思った。秒速で打ち跳ねるように泳いでいたいな。


ぽや〜ってするのは風邪のせい。お腹が張るのは炭水化物のせい。濡れないのは傘があるから。楽しく生きてるのはあなたがいるから。鳥が巣に帰るようにおうちに帰ろう。今度晴れたらお洗濯しよう。溢れ来る百合の薫りで、時が止まっただけ。


枯れて腐って地に落ちるまで、咲くしかない、まだ咲きもしないのに、枯れてるわけにもいかないよね、
と言いつつ最近の私はちと枯れ気味。

どうして生きてるのか、生きているのか、理由を聞こうと思って携帯を手に取ったけど
見送った後ろ姿には、見えない肉厚サーモンピンクの糸が張られていた
そうか、そうだよね、そりゃそーだ。
文鳥色の雨空を見ていたら
あなたが何かを言った気がしたけど空耳だったみたいな。
何も思わないよ