空は止まったまま

rottenlily2010-05-30

私に負けず劣らず多忙な妹(大学生)から久々に電話があって、
就活の話とかしていたら、ブチ切れて妹に怒ってしまった。
電話で怒ったのって初めてかもしれない。
ふてくされた妹は、携帯を母親に渡して部屋に行ってしまった。
後で思い直して、ごめんねってメールを送った。
妹には妹の人生があるのに、私には妹の生き方を怒る権利なんてないのに。
下の2人の妹弟は、確実に姉兄と比べられながら生きてきたのだろうことを思った。
人には人の人生があり、自分のものさしでその人の生き方を計ってはいけない。
私なんて、とても恥ずかしい人生を生きているじゃない。
思うようにいかない、不可解な自分自身を保っているので精一杯。
本当にダメダメな姉だ。ごめん。ごめんなさい。


週末、駅前でいろんなことをぐにゃぐにゃ話した。
体調を崩して寝込んだ土曜日には、今の職場の夢もみた。また悪夢だった。
自分って何なんだろう。未だにわからない。
どうやって生きていけばいいのかも、未だにわからない。
もう29歳までカウントダウンを始めているのに。
ただ明らかに言えるのは、今までにない何か違うものが動いている。
今までのやり方では通用しない、新しいダンジョンに入ってしまっているみたいだ。
昨日とも違う風景が広がっている。
怖い。


土曜日、心の中に張った一本の弦をもう一度張り直す。
今の私のままでは、地元の子にも、尊敬する人にも、友達にも、応援してくれる子にも、kyにも、誰にも恥ずかしくて姿を見せられない。
何度も逃げてしまいたいと思うことがあるけど、どこに逃げるんだろう。どこにも逃げ場所なんてない。
この世はずっと繋がった地面の延長線、そのラインを二重にして三重にして、とっかえひっかえ道を変えながら歩いているだけ。
胸のうちにある薄汚れたスケッチブックに、ジェットストリームのボールペンでいろんなこと書き込んで
丸の内線の鬱蒼とした光のラインを追って、離陸した先の次の目的地を探している。
どこか、心安らぐ場所を探すのに、いつどこにも、安らぐ場所がない。


どうやって飛べばいいのだろう、怖い、怖いよ。
鳥小屋の中、飛び方を忘れて黙ったまま