MicroglobeというひとたちのAfreuropamericasiaustralicaというアルバムに出会う。
とても素晴らしい。脳髄液を木ベラで滑らかになるまでかき回されているよう。
今年は例年に増して、沢山のいい音楽に出会った気がする。素直に嬉しい。
そのまま寝ちゃったから明日くるよって、kyはこないことになった。
嫌われた気がするkさんが付け加えるようにくれた1通のメールだけで、何だか嬉しくてほっとした。
あさって引っ越しだから、沢山の思い出を浮かべる。湯船の中。
だから、一人ぼっち色々考える夜になった。
いろいろな人の話を聞きながら、いろいろなシーンを思い浮かべる。
昨日高円寺の居酒屋で聞いた話、三の間で起きていた話、
誰もが口を閉ざすように語りたがらない話や、あっという間に過ぎたこの1年強のこと
映画のような新宿三丁目の街中、頭が普通モードに切り替わらないコンクリートの感触
さかのぼって2006年の鬱病の私が見ていた小説のような情景
305号室の窓から眺める西新宿の高層ビル
kyのつくば時代の写真
ずっと昔飼ってた2匹の子猫のジャンプ
京急品川駅で出会う真っ白な草原
品川駅できゅーっと抱きしめてくれた沙羅姉の暖かな笑顔
みんなみんな大好きな真っ白なシーツの話
ずーっと昔と昨日と今日が交錯する夜は、思いを馳せることはきっと罪じゃない。
ならばと1つ、一人ぼっちで思い描くことは、少し成長した未来のこと。
いつか本当に玉虫色の鳶になれるように、あの人が笑顔でいられますように。
言葉と思いで満たされている映画のようなこの世界に私は今日も浮遊している。