ケーキナイフで

どうしてこんなことやってるんだろうって
私だってそういうことやりたくないって
何度も思うけれど、何かを維持するためには
嫌なことも引き受ける必要がある。そこにニーズがあれば。
求められたそのneedの糸をたぐりながら生きること
見えないその空間の裂け目をじっと見つめている
あなたはその隙間風に気づいていたのだろうか
その向こうから香るカラメルの焦げた茶色
一見どうしようもないことでも、人々が何を言おうとも
どれだけ自分自身を傷つけられても、誰かに悪口を言われても
踏み出すのはとても怖いけれども、心にまっすぐに生きるために。
昨日一つ気づいたことがあって、それはとてもとても大きな目標で
もしかしたらそのためにここまで歩いてきたのかもしれない
本を2回見開いて、いつかのその心に私の言葉がありますように
もういなくなった人、どこかへ消えてしまった人、
誰しもが手にしている、その腰に手を伸ばしたケーキナイフで
パンを切る、そして少し割いたらバターを塗って