アイドルは飛び降りる


ks@田町
私にとってはとても腑に落ちるような連続なんだけど
終了後の「アレって意味不明だよね」っていう女性2人組の声聞いて
うーん、そういう人たちにはそんなものなのか

少し悲しくて

降りしきる大雨を見つめながら、濡れたまま帰宅した。


「…すでに可能態として内包していますが、ただそれが外側に向けて、現象として表れていないのです。そしてこの時に、人間の体カラダは、皮膚の内部には存在しません。」



甲田さんにすれ違う日曜日
嫌なもの、それを口にする人、傷む記憶、自分の姿、声、湿疹
色んなものから逃げたくなる
むしろもう逃げている、そしてそれはダメだと言う
通いそうな心の皮をめくると知らない顔が浮いた油に映っている
耳に残るもの、頭の中で真っ白になるもの
こうして誰とも会話できないそのほうが楽なのかもしれない。
言葉の発し方を忘れたら腕を伸ばしてスタンプで代わりに
誰もいない暗闇を見上げると20年前のアイドルが宙を飛んでいる
四谷見附までダッシュで通り抜けたらバケットを買い損ねた