2017-12-11 褐色のシミ 月曜日飲み@高円寺 男の子ふたり飲みを眺めている少し大きめの蟹味噌 別れた話を聞いて、かつて幸せそうなカップルの姿を 丸ノ内線新宿駅で見かけた日のことを思い出した 荻窪行きだったからまだ新高円寺に住んでいた頃だ 煙草を取って火をつける彼の指の小さな切れ目 支えておかないと下を向いてしまう花のよう もう最後ですよって言った彼の話の節々には 明らかに彼女への愛が漏れ出して褐色のシミになっていた そんな褐色に目を閉じるために彼女は歌うのだろうか