怒りと衝動で飛ぶ

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よく行くパン屋がここにもあった



タリスカー天王洲アイル
osgtでそうでないような
3年前はラガヴーリン周年でしたね。
hkはやはり厳しく結局一人で向かうことになったので自転車で
港に行きたいから港区って、
そういえば港区は家からすぐそばだ
天王洲アイルなんてだいぶ遠いイメージだったのに
びっくりするほどすぐついた。10kmなかった。
海はこんなに近くにあったんだなあ
そういえば去年の第一ホテルも天王洲だ
2年前に1年かけて通ったksaWSは田町だった
あのうろうろしてた街並みの向こう側だ
埋め立てられた街並み
かつて恐ろしくて通れなかった高輪橋架道橋の向こう側を通った
昔はとても遠くに感じていた場所が今はとても近くに感じる
この辺だって昔はなんだか旅に来ていたような感じだったのに
すっかり「すぐそこ」になってしまった
場所が向こうからどんどん近づいてくるような不思議
これは本当に奇妙な気持ちになる。
地続きであることを確認する、今いるところから少しずつ辿っていく未来
だから多分どこへでもいけるのだろう
自転車に乗っていると時々空を飛ぶような感覚になる
行って折り目をつけるようなもの。
天王洲はなんだかセットみたいな感じがしたけど
少し走るとなんだか懐かしい感じがしたのは
私が生まれた「海岸通り」と同じ名前の町だったからだろう
長崎港とは全然違う風景だけど、海のそばって似るものだ
帰宅中に輸入の件で話が動き出していた。
うん、大学時代の夢色々叶ってる
distiller's 美味しかったなあ
タリスカーは怒りのお酒だと大学の頃思っていた
ふつふつと湧き上がる怒りがある時は
タリスカーが代わりに怒ってくれる。
飲んでいればいつの間にか心は穏やかに凪いでいる
潮風のようで塩気は一切ないピート香が心を塗りつぶす
そしていま私が売るのは60年代のタリスカー
現代のタリスカーストームは仰々しいAI味のようだ
架空の海岸を悲しむことも虚しいこともない
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我が馬ブケファロス、代わりに衝動で突き進んでくれる
おまえが見るべきはおまえの影ではなく
見上げた先の空の太陽だ
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