体を固めて


時間と時間の間に挟まれば
踊ることは言葉に溢れる世界で
踊れば踊るほどに詩が迫ってくる
ドラクエ6のように下の世界と上の世界を行ったり来たり
音も感覚も違う、この感覚として触れる違う感触
いつも見ている景色なのになんだか違って見えるようなあれと似ている
日常にある時も、詩が感触になって伝わってくる時も
足をくるりと曲げて空気をかき混ぜる時も、それらは
薄いガーゼ1枚の紙一重に存在していて
区別しなくてもよいこと
踊りも言葉もリズムも同じように自分の中にある
ならばもう何も不安は無い、少なくともこの隙間にあり
ただ体を固めて目を閉じるだけだ