rottenlily2004-11-28

何か忙しい週末を過ごしてる。毎週のように。平日も帰ったらぶっ倒れてそのまま寝たりして家にいることが少なかったから、今日は朝からちゃくちゃくと片づけをした。そして一日寝た。私は片付けたいとか何かしたいと思うといてもたってもいられなくなる人で、夜中に片づけしたりとかしてしまう。

扉があった。開きたいと思っていたから私は手で押したんだ。押している時に、門の前にいた男が言った。「ほら、これが僕の扉だよ」と。真っ黒で重い扉はすっと開いた。それはいつか開いた扉と同じ開き方をしたんだ。私は胸をぎゅっと掴んで、扉を開いたんだ・・・

かつての扉の話を思い出したとき、彼女は言った「そろそろ私の役目も終わりかもしれない」。私は、もう役目は終わっているんだよ、と答えた。そう、もう役目は終わったんだ。古い扉にはこびり付いた錆が取れないまま。もう取るのも飽きた。時は過ぎている。暖かな部屋を出て冷たい部屋に戻り、夏が過ぎて秋になり冬が来て、時は過ぎていく。自由に生きていくんだ、私はみんなのことが好きだから。と彼女はまるでオメグみたいなことを言い出した。そうか、もう12月が近いんだ。オメグはあの扉を歓迎している。まるでかつて開いた扉を開いていくように、ゆっくりと、手で押して。

今はあの扉を開きたい、もう一度、開かせて・・・