5月9日月曜日。GWも終わり、私はいつも通り朝9時出社。胃が痛いって言ってるのにコーヒー1杯飲んでカロリーメイト食べてさーお仕事。でも10時まで誰も来ないからネットして遊んでる。ぷぷ。
GWの345は別の仕事(バイト)をして働いたんだけど、あれは働いてみてよかったなって思う。脚はぼろぼろ、喉もガラガラ、でも沢山色んなことに気付かされた。まずは、自分の腹筋が完全に消え去っている事。声が出なかった。しゅーん…。夏の客演やばいじゃん!と、まぁそれは置いておいて、横浜の郊外の団地のスーパーで働いたんだけど、人間の姿はどこにいても同じだってこと。家族があり、人間がいる。人々は様々な姿で動き、モノが、人が、金が動いていく。そんな人々の動きを見ていた…。
私はただ、ノルマもなく、ただかしわもちを売っている。今ここにいる私は誰?平日は一社会人として会社勤めをしているのに、今日はなぜか売り子としてアルバイトをしている。昼飲んだ薬の副作用で声が出ない。口が震えている。それでもかしわもちを売る。完売目指して。かしわもちが売れていく。「みそ3個頂戴。」「申し訳ございません、こしあん売切れてしまったんです。」「よもぎつぶあん最後の3つですよ。」販売業。嫌いじゃない。でも一生の仕事にはしたくない。一日中立ちっぱなし。声上げっぱなし。要領悪いチーフが「今日は試食はやらないから」なんて言い出すから、私は試食無しでかしわもちを売った。不味いYマザキのかしわもちを。私はなぜ働いている?
4・5日の2日間で売り上げたかしわもちは18万程。まぁ、いいとしよう。そう、どんなに働いても、ドロドロになりながら一生懸命働いても、かしわもち適当に売っても一生懸命売っても、もらえるのは8000円弱。週休2日休んでやったってたった16万にしかならない。こんなに疲れたとしても。バイトなんてそんなもんだ。今の正社員の仕事にありつけたことには感謝しなきゃいけない。安い給料だけど、社会的に安定した地位を得られている。「働く」ということは私の中で重要な位置を占めている。だから辞めるなんて考えられない。だからって働くことに人生を見出してるわけじゃない。辞めるのが怖いだけ。怖いだけ。
345って働いたから、78の土日は何もしなかった。何もしなかったから、何か色んなことを考えたけど忘れた。ただ寝た。音楽聴きながら寝ると心地良い。精神安定剤みたいなもの。ipodにイヤホン繋いで、布団かぶって寝る。曲はLaputaで。「止まない雨で 洗い流した 鬱ぎ込んでる 花瓶の花のせい 埃まみれの自由で満たす 飼い慣らされている今に気付いた/Laputa」自分に落ちていく。自分の奥底に落ちていく。今の自分はどうなってしまうんだろう。漠然とした不安の中にいる。23歳11ヶ月。これからの自分はどうなっていくのか、どうしたいのか。自分の中でぐるぐる回り続ける。うちの猫が2匹、家中を駆け巡る。彼らはいつもそうして毎日を過ごしてる。でも私は猫じゃない。私が私を考えたって何にもならないのだけれど。
しかし今はいくつか目標がある。「詩書き」業に戻る事と演劇に戻る事。詩書きはまだ無理っぽい。ポエトリーリーディングに代表される似非詩人が横行する中で、私は本気で詩を書きたいと思ってる。だから今は筆を置いてる。勉強期間。評価されなくてもいいと思ってる。私の詩を書きたい。今書ける詩があるなら繋ぎとめておきたい。あとは演劇。役者としての自分。もう随分昔に置いてきた自分。戻れるだろうか。
先々週、新宿の病院に行った時、病名を教えてもらって以来随分楽になった。ずっとわからなかったから。一人で街中で苦しいだけだったから。病名は大親友の2人にだけ伝えた。時々相談する、と告げた。少しずつ治していこうと思ってる。治る病気だから。この脳味噌の中で何が繰り広げられているのかは秘密。秘密。それが礼儀だ。大学に行ってよかった。あの大学に行ったのは、親友に出会うため、彼氏に出会うため、そして何より自分自身のためであったと。これからの自分なんて予想もつかない。ただ、言えるのは、明るい未来を、待っている。それだけ。
「埃まみれの自由で満たす」
こいつはあたしの人生だ。あたしが好きなように生きたっていいじゃない。悩むならそれでもいいと思う。今日を生きようと思ってる。だって、そうする以外に手段が無いじゃない。