床さえ見えない

うちの職場のお客さんで、スパイをバイトで入れられ、自分のお店の商号や店のやり方なんかを盗まれた上、先に商標出願されちゃった人がいた。かわいそう。これから対応していく。世の中には悪い奴が沢山いる。そういう輩を相手に戦っていかなくちゃいけない。

この2週間ほど、37.0度ほどの微熱が結局下がっていない。
たったそれだけの微熱なのに、物凄く具合が悪い。高熱みたいな症状が出る。胃痛も再開してしまったし、人からは「肝炎じゃ?」とか言われるし。仕事中も熱と具合悪さで集中出来ない。お金が無くて病院にも行けない。
病院にはもう、行きたくない。検査したって結果は知れてる。
どうやっても自分の痛みなど、苦しみなど、他人にわかってはもらえないんだ。
自分が感じるだけ。自分でなんとかしなくちゃいけない。結局。
他人がよこしてくれた薬では、病気なんて治りっこない。
みんな自分の頭痛の種で、病は気からとはよくいったもので。


ここ数日、日記恐怖症だった。書きたいことはあっても書くことが怖かった。
書くな書くなと色んな人の言葉が頭で鳴り響いた。

一人でいることがあまりに怖かった。
でもひとりぼっちで震えて寝た。真っ暗に、真っ暗にして。



昨日夜中にパタリロ読んでたら、彼氏が映画「スウィング・ガールズ」を見せてくれた。
面白かった。物凄く演劇がしたくなった。楽器じゃなくて。
その後一瞬舞台の映像を見てしまって凍りついた。
私やっぱり演劇がやりたい。
半端なことはやっていたくない。
毎日いじいじしてるのはやだ。
じゃあ何をしよう?

自分自身の無能さに吐き気がする。
出来る人たちが頭の中で飛んでいる。
私は床に座り込んで何もしていない。
どんどん置いていかれてる気がする。
誰よりも誰よりも何も出来ないくだらない人間だと思えてくる。
はやく立ち上がりたいと思っている。
でも今の私は立ち上がり方を知らない。
それでも誰も手を差し伸べてくれることはない。
自分ひとりで床に手をついて立ち上がらなくちゃいけない。


この数週間、頭が混乱している。
私は何も出来ない人間だってわかってる。


立ち上がりたいのに、涙目では、床さえ見えない…