そして這い上がる

最近、中学生の頃の夢をよく見る。

バドミントン部でレギュラーになれないところでさまよってたあの頃。その、バドミントンをしてる夢をよく見るのだ。打っても打っても羽根は相手のコートまで飛ばない。その度に他の部員から冷たい視線を受ける。ラケットが折れる。コートの上でもたもたしてる。

そんな夢ばかり毎日見る。羽根は、飛ばない。


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今の私の性格の基礎を作ったのは言うまでもなく中高校時代。中学の頃はおとなしい子だった。進学校に入ったけど勉強嫌いになって成績はガタ落ちで、劣等生だった。いじめられっ子で(今思えばからかわれてただけなのかもしれないけど)、男子恐怖症になったのがこの頃。男子が怖いという理由で進学校を蹴り、ランク下の女子高に行った(親はよく認めてくれたよなぁ)。演劇が強い高校に行きたいというのも理由の一つだったけどね。高校に入り、演劇を始めて性格が変わった。この頃片思いだった友達の男の子の影響で、私は音楽好きになり、彼氏の影響で、自分自身という一つの個性を見つめた気がする。

今朝もそんな中高生の頃の夢を見て、電車の中で私はそんな昔を思い出していた…。


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文章が書けない時は自分探しから。夢の話だって、自分の昔の話だっていいじゃない。ここは私だけの日記。昨日も書いたけど、やっと言葉の恐怖から解放された気がする。

自分で精一杯な今は書けなくてもしょうがないと思ってます。感性が鈍ってるのが自分でもわかってるから。うん、書くのには読書!今、時間かけて読んでるのは、ユリシーズを書いたジョイスの「若い芸術家の肖像」って本。彼氏に薦めてもらった。この夏ずっと読んでるんじゃないかな、たった1冊の文庫本なのに。最近中学や高校の頃の夢ばかり見るのはこの本のせいかな。面白いです。ゆっくり読んでます。あと帰ったらパタリロ読んでますw仕事へ行く時も、バッグの中に本が無いと不安になります。携帯だけじゃ駄目みたい。あぁ、もっと本を読みたいんだけどなぁ。「読めばいいじゃん」って思うかもしれないけどね、私は本を読めるモードと読めないモードがあって、この夏は読めないモードのほうが多かったって訳だ。


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感性が鈍ってる。わかってる。
色々な人を見てプレッシャーを感じる。
でもしょうがない。全ては自分まかせ。
他人の言葉に傷つく。他人の行動に傷つく。
でもそれは皆、自分の中から発せられるもの。
わかっている。
他人にどう言われても、私が変わらないことには、
私の見ている世界はいつまでたっても変わらない。狭いまま…
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「何も出来ない自分でも、とりあえず頑張る」中学生の頃からの自分への合言葉だった。頭悪くてもとりあえず頑張る。努力嫌いの私は、いつだって、僅かな希望から這い上がるように頑張ってきた。そんな24年間だった。私は何も出来ない人間。それを認める。認めた上で頑張る。底の底から這い上がって、色んなもの切り捨てて、上京してきたんだろう?私は何も出来ない人間だろう?

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季節は秋になる。
自分のことで苦しんだ夏がもう少しで終わるから、
もう少し這い回る。
そして這い上がるから