それが世界であると

rottenlily2010-07-19

阿嘉島から戻った部屋飲みの夜は朝5時半まで続いた。
1時間の睡眠後、同室の娘を起こして朝食へ。
その1時間に濃厚な夢を見た。


こんな夢を見た


新しく出来た温水プールを上から見ながらてくてく歩いていると、プールでトラブルが起きているらしく、人々がざわめいている。水厚な灰色の水が吸い込まれるように排水されていく。手元のケースの中で、手の平サイズのM氏が話しかけてくる。あのプールを設計したのは自分だから、勝手がわかるから早く大きくして、熱いし中にいるのは飽きたから早く元のサイズに戻して。と、ミニサイズのM氏が手の平の中で駄々をこねだすので、取り敢えずsnuggle bearが付いたバッグを横に置いて、M氏を元のサイズに戻してみる。何事もなかったかのように人々と話をつけ、トラブルを次々に解決していくM氏。プールサイドのガラス越しに、そんなM氏を見ていた。


こんな夢を見た。


市内観光、お土産等を買って、那覇空港へ。ブルーシールアイス(^w^)ウマー☆
空港へバスに揺られ、東京行きの飛行機は無事離陸。
機内では持ち歩いてボロボロになった『水源』を読み進める。
やっぱりこの本凄い。面白い。


文片は鮮やかなイメージと色と感覚と共に、グングンと脳内へ忍び込んでくる。
体ごと感電してしまったかのように、指の先からビリビリと体ごと揺さぶってくる文章の波。


その目に見えるもの、その手で触れるもの、その体で感じるもの、それが世界であると教えるように。


脳を直接指で触られているようだった。
指先の体温から覗く世界、冷たいケミカルが支配する黒い影の奥に、優しいあかりが灯っている。
私が対峙した水源は思っていたものよりずっとずっと広くて、思いも悩みも何もかもが消えてしまうようだった。
その時私はいつも、自分が自分であることを好きになれる。


最終章の真っ最中。少しずつ終わりが近付いてくる。
水源、終わって欲しくないと願いながら、声をあげるように飛行機は無事着陸した。


アイン・ランド『水源』
面白いです☆
横浜帰ろうとしたら、kyに帰宅を拒否されたw
寂しいので高円寺帰宅。




海を見ていたせいかしら
はるか見ていたせいかしら
あなたの目に映る世界に私がいないようで  海を憎んだ
中島みゆき「あなたでなければ」2006年

http://miyuki-lab.jp/disco/lyric/ba451.shtml



阿嘉島ipodがランダムで選曲してくれたのはこの曲でした。
海潜ったり海見たり離島行ったり食べたり飲んだり
久々のオフでした。
たまった仕事を片付けないとやばい★
フェリーで体が揺れてる感じが全然抜けない><
明日から現実、がんばろうぃ!