浮遊感

13日のイベントで読んだ「華やぐ魚」を終えて以来、何だか頭がぼーっとしている。まるで心に穴が開いており、そこから私の心や脳みそがだらだらと零れ落ちていく感覚。初めてだ。風邪気味なのか何なのか、ふわふわ宙に浮いてる浮遊感も取れないまま。

昨夜、しょーもない私のせいである事件が起きた時、私は急にパニックに襲われた。頭中を沢山の声、沢山のシーン、沢山の触感が駆け巡り、わーんわーんとまるでサイレンのように耳鳴りがして、頭に血が上り、震えてないのに体が震え、手先は痺れ、脳の血管が収縮していく感じだった。私は横になっているだけなのに、まるで体が斜めになって、ぐらぐら揺れていた。沢山の言葉、単語、声が耳中に響いていた。目の前の瞳は私の目を掴み、少なくも耳元の声は言葉になって私の胸を突き刺していた。

過去の記憶で生きる私は私を自分で首締めて、更に他人まで巻き込もうとする。自分の言葉で自分を規定してしまう。ループ。本当の自分がどこにいるのかわからない。あの娘は私を嫌ってる、お前の心は汚い、誰もお前を信用しないし、お前は一人ぼっちだ、と耳元で後から後から声が止まない。私は嫌われている、という妄想が湧いては消え、湧いては消え。あいつは私を嫌ってる。どこに行けども一人ぼっち。

何だこりゃ。どっちにしても最近の私は変だ。

かっこよく生きたいとは思わない。しかし今のわたしは非常にかっこ悪い。かつて某氏が私の言動を「醜い」と言ったように。私も醜い気がする。ううむ。詩も書けないとなるとちと精神的にきつい。