干渉されたくない

kakurega

昨日本屋に行ったら内田春菊の新刊が出てたので読んだ。その中の一話、タイトルは忘れたけど、もの凄く私に似た女が描かれてた。干渉されたくない女の話だったと思う。

私は職場でいちいちプライベートに干渉されたくない。前の職場で同僚の女の子三人と色々昼休み喋ったりしたけど大変な苦痛だった。彼女らの話についていけない自分も嫌いだったし、既に次元が違うと思った(どっちが上とかそういう意味ではなく。世間や流行に興味が無い私が変なのだ。)くだらない話、ついていけない話。何の興味も一致しない、「普通」の人達。私はうわべだけの付き合いが出来ない女なのだ。一人にして欲しい。昼休みは眠っていたい。だから今の職場は若い女の子私一人だからとてもやりやすい。私は人間嫌いなのかもしれない。


さて内田春菊の話に戻ろう。私は彼女の作品が好きだ。色々批判は多いけど彼女の的を得た表現はどこか胸を締め付ける。よく彼女の作品を批判する人間がいるけど、そいつはちゃんと作品読んでから批判してるのかと問いたい。そんな人はきっと演技で塗り固められたSEXしかしたことないんじゃないかと思う.


去年、ある人に「おまえのは(愛でも遊びでもなくただの)SEXそのものだ」と言われたのが心に残ってる。今はまた状況が違うけど、当時は確かにそうだったかもしれない。精神的にも落ち着かなかった時期の話。私のはただのSEXだ。彼の家には時々通っていたけどいつも彼には私の全てをみすかされていた。この前彼氏と同居してる事も伝えた。でも今でも私は彼の事は好きだ。違う意味でね。会ったらぎゅっと抱き締めてくれる。息が詰まるほどに。

去年の私は狂ってた。沢山の人に迷惑をかけた。いい病院で相性のいい先生に会えたおかげで、なんとか生きていた。私は過去をセメント流して塗り固めてしまいたい。親にも知り合いにも誰にも言えない過去を。感情が分化する。沢山の声が笑う。早く元気だった頃の私に戻りたい。高校生だった私に。